40代からのライフプランニング:ステップ1「現在地確認」を徹底的に行う方法

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40代からのライフプランニング、最初のステップは「現在地確認(ライフプランニング)」です。家計の健康状態をチェックする、いわば「家計の健康診断」です。

漠然と「将来が不安」と感じていても、どこに課題があるのか分からなければ対策は立てられません。このステップを丁寧に行うことで、家計の「強み」と「弱み」が見えてきます。


1-1:収入を正確に把握する

まずは、毎月、そして年間でどれくらいの収入があるのかを正確に把握しましょう。

  • 給与明細をチェック
    • 手取りの月収を把握します。額面ではなく、実際に使えるお金(手取り額)が重要です。
  • ボーナスや臨時収入
    • 年間のボーナス額や、副業収入、不動産収入など、定期的に入ってくるお金を漏れなくリストアップします。
  • 夫婦の収入を合算
    • 共働きの場合は、夫婦それぞれの収入を合算して世帯全体の収入を把握しましょう。

1-2:支出を徹底的に「見える化」する

家計簿をつける習慣がない方も多いかもしれません。しかし、支出を把握することは、お金をコントロールするための第一歩です。

  • 固定費と変動費に分ける
    • 固定費
      • 住居費(家賃・ローン)、光熱費、通信費、保険料、車のローンなど、毎月決まった額が出ていく支出です。
    • 変動費
      • 食費、日用品費、交際費、趣味・娯楽費など、月によって金額が変わる支出です。
  • 家計簿アプリを活用する
    • レシートを撮影するだけで自動で記録してくれるアプリや、銀行口座、クレジットカードと連携できるアプリが多数あります。手間をかけずに支出を把握できます。
  • 「消費」「浪費」「投資」に分類する:
    • 消費
      • 生活に必要なもの(食費、日用品など)。
    • 浪費
      • 無駄な出費や衝動買い(今必要がない買い物、利用していないサブスクなど)。
    • 投資
      • 将来に役立つもの(自己啓発のための書籍、資格取得費用など)。

この分類を行うことで、「どこに無駄があるのか」が明確になり、削減すべきポイントが見えてきます。


1-3:資産と負債をリストアップする

収入と支出の確認ができたら、次に現在の資産と負債を洗い出しましょう。

  • 資産
    • 預貯金(普通預金、定期預金)、株式、投資信託、個人年金、保険の解約返戻金、不動産など。
  • 負債
    • 住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローンなど。

資産から負債を引いた金額が、現在の「純資産」です。この純資産がプラスかマイナスかを確認することで、家計の健全性が分かります。


1-4:現在地確認(ライフプランニング)シートを活用する

これまでの情報をまとめ、「現在地確認(ライフプランニング)シート」を作成してみましょう。

項目金額備考
収入
月の手取り収入合計
年間のボーナス・臨時収入
支出(月平均)
固定費合計
変動費合計
資産・負債
預貯金合計
株式・投資信託合計
住宅ローン残高
その他ローン残高

このシートを埋めることで、あなたの家計の全体像がはっきりと見えてきます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、未来の自分への投資だと思って、ぜひ取り組んでみてください。

現状を正確に知ることから、未来は拓けます。さあ、一歩踏み出してみましょう。

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