40代からのライフプランニング、ステップ1で現在の家計を「見える化」したら、次は未来の自分を具体的にイメージするステップです。
「将来の夢や目標なんて、漠然としていてよくわからない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、このステップこそが、将来のお金を貯めるモチベーションを大きく左右します。
2-1. ライフイベント年表を作成する
まずは、将来起こるかもしれないライフイベントを年代別に書き出してみましょう。家族構成や仕事、趣味など、あなた自身の未来に焦点を当てることが重要です。
年齢 | 年代 | ライフイベント(例) | 必要な費用(概算) |
45歳 | 40代後半 | 子どもの高校・大学受験 | 受験費用、塾代など |
50歳 | 50代前半 | 自動車の買換え | 購入費用、残クレ費用 |
55歳 | 50代後半 | 夫婦での海外旅行 マイホームのリフォーム | 旅行費、リフォーム費用 |
60歳 | 60代前半 | リタイア、退職金受け取り | 年金生活までの生活費 |
65歳 | 60代後半 | 年金生活のスタート | 生活費、趣味の費用 |
この様な年表を作ることで、いつ、どんなことにお金が必要になるのかが明確になります。
2-2. 夢や目標を「見える化」する
ライフイベント年表ができたところで、さらに深く掘り下げてみましょう。単に「お金が必要」と考えるだけでなく、それぞれの夢や目標を具体的にイメージすることが大切です。
- マイホームのリフォーム: 「どんな家に住みたいか?」「バリアフリーにしたいか?」「キッチンのリフォーム費用は?」
- 趣味に使う時間: 「旅行に行きたいなら、どこへ行きたいか?」「ゴルフを始めたいなら、道具やレッスン代は?」
- セカンドライフ: 「リタイア後はどんな生活を送りたいか?」「田舎暮らしをしたいか?」「ボランティア活動をしたいか?」
写真や雑誌の切り抜きなどを使って、ビジュアルで「見える化」するのも効果的です。
2-3. イベントにかかるお金を調べる
漠然としたイメージを、より現実的な目標にするために、それぞれのイベントにかかる費用を調べてみましょう。
- 子どもの教育費: 文部科学省のデータや大学の公式サイトなどを参考に、私立・公立での違いも含めて調べてみましょう。
- 車の購入費用: どんな車種に乗りたいか、新車か中古か、維持費はどれくらいかなどを調べてみましょう。
- リタイア後の生活費: 総務省の家計調査や生命保険文化センターのデータなどを参考に、ゆとりのある生活を送るにはいくら必要なのかを把握しましょう。
2-4. 優先順位をつける
すべての夢を同時に叶えるのは難しいかもしれません。だからこそ、何が一番大切か、優先順位をつけてみましょう。
- 絶対に叶えたいこと: 子どもの教育費や老後資金など、絶対に外せない目標。
- できれば叶えたいこと: 夫婦での海外旅行や車のリタイアなど。
- 余裕があれば叶えたいこと: 趣味の費用や新しい挑戦など。
まとめ
「未来の自分」を具体的にイメージすることは、漠然とした不安を解消し、**「何のために頑張るのか?」**という目的意識を明確にしてくれます。この目的意識が、お金を貯め、増やすための最大のモチベーションとなるのです。
さあ、あなたの未来をデザインしてみませんか?
コメント