40代からのライフプランニング:ステップ3「リスクに備える」万全のプラン

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40代は、仕事や子育てなど、人生で最も多忙な時期の一つです。しかし、そんな中でも、万が一の事態に備える「守り」のプランをしっかりと立てておくことが、将来の安心へと繋がります。

ステップ1と2で現状と目標を明確にしたら、次は予期せぬリスクから資産を守るための対策を立てていきましょう。


3-1. 生活防衛資金を確保する

病気やケガで働けなくなった時、予期せぬ出費が重なった時…。そんな時でも、生活に困らないだけの現金を手元に置いておくことが非常に重要です。

これが**「生活防衛資金」**です。

  • 目安は生活費の3ヶ月分〜1年分
    • 独身の方や共働きの方は3ヶ月〜6ヶ月分、一家の大黒柱の方は6ヶ月〜1年分を目安に、すぐに引き出せる普通預金に入れておきましょう。
  • 住宅ローンがある場合は注意
    • 住宅ローンを借りている場合、多くは「団体信用生命保険」に加入しています。万が一の時には保険でローンが完済されますので、その分を考慮して生活防衛資金の金額を調整することも可能です。

この資金があるだけで、心の余裕が全く違ってきます。


3-2. 保険を見直す

40代になると、加入している保険が今のライフスタイルに合わなくなっていることがあります。これを機に、本当に必要な保障だけを厳選しましょう。

  • 死亡保障
    • 家族の生活を支えるための保険です。子どもの独立までなど、保障が必要な期間を明確にして見直しましょう。
  • 医療・がん保険
    • 公的医療保険では賄えない、高額な治療費や入院中の収入減をカバーするための保険です。
  • 就業不能保険
    • 病気やケガで長期間働けなくなった時に、毎月の収入を補ってくれる保険です。特に自営業やフリーランスの方には重要です。

不要な特約を外す、保障内容を絞ることで、保険料を大きく節約できる可能性があります。


3-3. 資産の「守り」と「攻め」を分ける

ステップ4で詳しく触れますが、資産形成においては**「守りの資産」と「攻めの資産」**を分けて考えることが大切です。

  • 守りの資産
    • 生活防衛資金のように、すぐに使いたいお金や元本割れをしたくないお金です。預貯金で管理します。
  • 攻めの資産
    • 将来の目標のために、時間をかけて増やすお金です。つみたてNISAiDeCoなど、リスクを取りながら長期的に運用します。

この区別をしっかりつけておくことで、いざという時に慌てて投資商品を売却するような事態を防ぐことができます。


まとめ

40代からのライフプランニングは、**「攻めの資産形成」に目が向きがちですが、「守りのプラン」**があってこそ、安心して未来に投資できます。

いざという時に備えて、今のうちからしっかりとした「守りの基盤」を築いておきましょう。

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