40代からのライフプランニング、最後のステップは「定期的な見直し」です。
ライフプランは、一度立てたら終わりではありません。人生には予期せぬ変化がつきものです。この「見直し」を行うことで、計画のズレを修正し、常に最適な状態を保つことができます。
5-1. ライフプランの「健康診断」を年1回実施する
健康診断を毎年受けるように、ライフプランも年に一度は点検しましょう。
- 家計のチェック
- 収入や支出、貯蓄額に変化はありませんか?無駄な出費が増えていないか、目標通りに貯蓄が進んでいるかを確認します。
- 資産のチェック
- 投資商品の評価額やポートフォリオに大きな変動はありませんか?目標とする資産配分からずれていたら、調整を検討しましょう。
- 目標のチェック
- 立てた目標に変化はありませんか?新しい夢ができたり、逆に優先順位が変わったりすることもあります。
毎年同じ時期に行うことを習慣づけると、継続しやすくなります。
5-2. ライフイベントの変動に対応する
人生の大きなイベントがあった際には、その都度プランを見直すことが不可欠です。
- 転職・昇進
- 収入や働き方が変わった際は、それに応じて家計の予算や貯蓄目標を見直しましょう。
- 結婚・出産・離婚
- 家族構成の変化は、保険の保障額や教育資金計画に大きな影響を与えます。
- 親の介護
- 介護が必要になった場合、金銭的な負担だけでなく、時間的な制約も考慮してプランを再構築する必要があります。
5-3. 社会情勢や制度の変化にも注目する
私たちの生活は、社会情勢や制度の変化から影響を受けます。
- 新NISA制度
- 2024年から始まった新NISAは、長期的な資産形成のルールを大きく変えました。古い制度のまま放置せず、新しい制度を最大限に活用できているか確認しましょう。
- 税制改正
- 相続税や贈与税などの税制改正があった場合、相続対策のプランも見直す必要があります。
- 公的年金制度
- 将来の年金受給額は常に変動する可能性があります。最新情報を把握し、老後資金計画に反映させましょう。
5-4. 専門家を活用する
「自分だけでは不安」「何から手をつけたらいいか分からない」と感じたら、専門家の力を借りるのも一つの手です。
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- ライフプラン全体について、客観的な視点からアドバイスをくれます。
- 税理士
- 相続や贈与に関する専門的な知識を持っています。
- 証券会社のアドバイザー
- 投資のポートフォリオについて、具体的なアドバイスがもらえます。
まとめ
ライフプランニングは、マラソンのようなものです。スタート時点の計画通りに進むとは限りません。
ゴールである「理想の未来」にたどり着くために、定期的に立ち止まって**「今、正しい方向に進んでいるか?」**をチェックする。この地道な作業こそが、将来の安心を確実なものにします。
さあ、あなたも今日から、ライフプランの「健康診断」を始めてみませんか?
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